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2016年8月20日(土) 国立新美術館「ヴェネツィア・ルネサンスの巨匠たち」展
お盆があけてから、不安定な気候が続く関東地方。 国立新美術館付近の雨雲レーダーが、怪しい天気を伝えてきます。。 案の定、集合時間直前から視界が閉ざされるほどの「豪雨」。 そんなこともあってか、比較的空いている館内での美術巡りは「吉」なのか?「凶」なのか?・・・そんな天気の意地悪に朝から頭を抱えた事務局メンバーでした。 |
鑑賞の事前学習として、今回の見どころとその背景を簡単にレクチャーをします。 イタリアのルネサンスは、大きく分けて2つの派があり、 一つは「フィレンツェ」そしてもう一つが今回のテーマとなる「ヴェネツィア」です。 どうしても美術史語られることの多いフィレンツェのルネサンスに対し、こちらヴェネツィアではどのような考えのもとルネサンスが進んでいったのか?? |
そんなお話を聞いてから、作品を見てみると、なるほどと思えるものがたくさんありました。 今回の目玉(特別出品)である「ティツィアーノ・ヴェチェッリオ 《受胎告知》」の巨大さ、荘厳さに息をのみながら、比較的大きな作品が多い今回の展示をじっくりと干渉しました。 この時代の作品は、キリストの教えを描いたものが多いので、そんな知識があるともっと楽しく鑑賞できますね。 |
美術巡り終了の時間には、すっかり晴れて暑さがぶり返した東京でしたが、朝の豪雨は、結果として鑑賞者の数を考えるとラッキーだったかもしれませんね♪ 次回の美術めぐりは東京国立博物館「平安の秘仏―滋賀・櫟野寺の大観音とみほとけたち」展です! 仏像鑑賞をもっと充実させたい方、そもそも仏像の観かたを知りたいと思っている方はぜひ! 皆様のご参加をお待ちしております! (ART TRANSIT事務局) |