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2016年6月11日(土) 国立新美術館「ルノワール」展
日本人だけではなく世界的に人気のある「ルノワール」。 なぜそんなに人の心をひき付けるのか??興味がわきます。 春の展覧会は、先日会期終了となった「若冲展」はじめ、いたるところで行列が生まれているようで、美術展に行こうという方が増えているのかも?と感じられて嬉しくなってきます♪ ルノワール展も、開館前から並ぶ列ができており、さすがの人気をうかがい知ることができますね。 さて、どんな作品たちに出会えるのでしょう?? |
開館直後の大混雑を避けるため、まずは導入として、ルノワール、印象派、そして作品の見所を丁寧にレクチャーをしていただきました。 やさしい色合い、ふくよかな裸婦像、幸せな日常、ルノワールの作品には、人間の闇といえるようなくらい部分はなく、とても幸せで豊かで楽しい雰囲気がどんな作品からも伝わってきます。 今回の目玉である「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」には、たくさんの人々が描かれ、どんな人にも表情があり、ゆっくりじっくり見れば見るほど、絵の世界にどっぷりつかれてしまいます。 |
今回の解説で、なるほどと思ったところは、ルノワールは「人」を描く画家だと。風景を描いても、そこには必ず「人」が描かれていると。 意識してみたことはありませんでしたが、意識してみてみると「人」を沢山描いているんだなーと感じることができました。そして、彼が「人」の表現に、どれだけこだわったか、愛をこめていたかが、伝わってくるような気がしました。 |
この展覧会は「ルノワール」展ではありますが、ゴッホほか沢山の同時代やその前後の作家の作品も展示されています。そちらも見逃せないくらい素敵な作品ばかりですので、時間をたっぷりとられてお出かけされてみてはいかがでしょうか?? 次回の美術めぐりは横浜美術館「メアリー・カサット」展です! 皆様のご参加をお待ちしております! (ART TRANSIT事務局) |