ART LABO
2025年7月5日(土) フィールドワーク:「ヨックモックミュージアム 」

7月のフィールドワークは、ヨックモックミュージアムに行ってきました。
2020年に、南青山に開館したヨックモックミュージアム。お菓子ではなく、ピカソの陶芸作品を主に展示する美術館です。学芸員の町田さんのお話を聞くことができました。
ヨックモックミュージアムのピカソ陶器コレクションは、5000点以上にもなるそうです。
ピカソの陶芸作品には、以下のような種類があります。
〇ユニーク作品-ピカソ自身が成形や絵付けをしたもの
〇エディション作品-ピカソの監修で、マドゥーラ陶房で作られたもの
〇オリジナル·アンプラント-ピカソとマドゥーラ陶房が共同開発した手法で、ピカソのオリジナル作品から作った鋳型を使って、職人が作るもの


はじめに地下の、クールな黒の空間、といった雰囲気の展示室で企画展示を見ました。企画展示は年に一度、展示替えがあります。陶器は絵画より堅牢なので、長期展示が可能なのだそうです。
現在の展示は「ピカソ·セラミック-『見立て』の芸術」。水差しを鳥や女性に、お皿を人の顔に仕立てたりするピカソの陶器制作と、日本の「見立て」の心に共通するところを探っていく内容になっています。
壁紙の森の木にとまっているように展示された陶器の鳥たち。魚が載っているように描かれた、だまし絵のような皿。闘牛場になっているボウル。
グラスや果物が載った皿を描いたお皿が、テーブルの上に置かれていました。この展示の仕方には、生活の中にあるお菓子のように、アートを身近に見てほしいという意図が込められているのだそうです。


このお皿のそばに、とても可愛い、小さなお菓子の絵がありました。こんなに可愛い絵を、ピカソが?と驚きます。ゲルニカ制作の直後に、家族との安らぎのために描かれたというこの絵は「お菓子は創造するもの」という創業の精神に特に通じる作品として、いつも必ずどこかに展示されているそうです。
2階に上がると、ピカソが戦後移り住み、陶器の制作を始めた南仏を思わせるような、明るい外光の射す開放的な空間になっています。そんな中で明るく親しみやすいピカソの陶芸作品に「友人のお宅に招かれたように」くつろいで触れられる体験は、ここでしかできないものだと感じました。
2階には、揺り椅子に座って写真が撮れる、ピカソのアトリエをイメージした楽しいフォトスポットもあります。
1階に併設のカフェ·ヴァローリスは、ピカソが陶芸に出会った街の名前にちなんでいるのだとか。
アートだけじゃなく、美味しいお菓子もちゃんとあるのが嬉しいです。次に訪れる時は、カフェでお菓子をいただいたり、アートセッションに参加したり、また、ゆったりした時間を過ごしたいと思いました。
(仲川記)

先生から何かを学んだり、イベントに参加したりという形では得られない「自分なりの学びと楽しみ」が見つけられる月1研究会ART LABO。
ぜひ、一度いらしてみてください♪ きっとそこには、楽しい仲間たちとの素敵な時間が待っていますよ♪
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