ART LABO
2024年11月2日(土) ディスカッション「2024年個人テーマ発表 VOL.1+本年振り返り」

今年もあっという間に11月、一年のまとめの季節となりました。今回は9月に訪問した六本木のデザイン関連施設及び10月の川村記念美術館の振り返り、そして6名の年間テーマの発表を行いました。
9月は、最初に飯倉交差点近くにデザイン発信拠点として設けられたAXISを訪問しました。感想として、
・AXISの歴史と概要を知り、デザイン関連事業の先駆者的位置にあると思った
・広い範囲でのデザインを手掛けている
・ブリヂストン系列であり、社会貢献のDNAを受け継いでいるようだ
・利益の追求が第一ではない
・情報誌をいただいたが、大変細かく情報量が多い
等々の意見が上がりました。
続いて訪問した東京ミッドタウン・デザインハブについては、
・知らなかった場所なので知ることができてよかった
・GOOD DESIGNの対象範囲と取り扱い数の多さに驚いた
・今後のイベントなど細かくチェックしていきたい
など、ちょっと行きにくい場所であったため知らなかったメンバーも多く、新鮮な感じでした。
また10月の川村記念美術館訪問では、筆者は参加できませんでしたが、建築と作品との関係の話を伺うことができ、展示のための空間ついて考えさせられたそうです。
休館のニュースが流れていますが、存続を願う声が多いことも当然のような気がします。


続いて、個人の年間テーマの発表を行いました。
① Saさん:「紙幣のデザイン」
紙幣製造の歴史と超絶彫刻師「押切勝造」に焦点を当て、紙幣デザインを細かい観察により明確に分析されていました。偽装防止のための高い技術を知ることができました。
② Shiさん:「デザインについての一考察_生活の中で感じたデザイン」
時にデザインの中には失敗例も生まれます。有名なデザイナーでさえも失敗する、その例を日常の中からピックアップしまとめられました。実際にそのデザインを活用してみないとわからないこともあるようです。
③ Yaさん:「資生堂とデザイン」
資生堂宣伝部からは数々の名意匠や、有名デザイナーが誕生しています。そのデザインの歴史を辿るとともに、抜きんでた存在であった意匠部が企業戦略によって左右されることについてまとめられました。
④ Akさん:「触地図の魅力を探る」
東京国立博物館の「みどりのライオン」コーナーに設置された触地図を例にとり、美しさと、その楽しみ方をまとめられました。また、触地図を通して図られるコミュニケーションについても言及されました。
⑤ Taさん:「1940年代から1980年代のイタリアデザインとメンフィス」
イタリアの20世紀のデザインの流れを分析し、合理性と職人気質という二面性や現在注目されている「メンフィス」のデザインに焦点を当てました。デザインが時代に直結する様子を年表で表しています。
⑥ Fuさん:「デザインは『何のため』にあるのか」
デザインの根源的なものに焦点を当て、デザインとは誰かのための問題解決であるとしたうえで、生活の中にあふれる空間やファッション、WEBなど様々な分野をパンフレットのようにまとめられました。チラシとして配布しても良い出来栄えでした。

今月は以上の発表がありました。短い時間でしたがいずれも深く考察され、聴きごたえのある発表でした。残りのメンバーは来月発表予定です。また来月は次年度の年間テーマを決めることになります。
(文責:高橋)
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