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イベント案内

過去のART LABO
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2023年11月4日(土) 「2023年個人テーマ発表 VOL.1 +本年振り返り+来年テーマ出し」


今月のARTLABOは、2023年を締めくくる第1弾として、本年のテーマ「アーティストを深掘りする(サイトスペシフィックなアートを中心に)」について、メンバーが各々設定した「個人テーマ」の発表、9・10月、そして1年を通した振り返りなどを行いました。

まずは、フィールドワークの振り返りです。
9月はGallery A4(エークワッド)へ、10月はさいたま国際芸術祭へ訪問しました。

9月の川俣正氏の展示については「サイトスペシフィックについて改めて考えさせられたが、展示を見ただけでは良く分からない部分もあった」という意見や「作品そのものというより作品ができるまでのコミュニケーションや過程の方を多く意識しているように感じた。制作プロセスの記録が残っていることも凄い」という意見も出ました。

鑑賞後にディスカッションをする時間と持てたことも効果的だったという意見もありました。


10月のさいたま国際芸術祭・メイン会場の展示については「芸術祭を観に行くことが初めてで面白かった」「一度見れたら十分かも?」「作品が少なすぎるような気がする」「コミュニケーションを楽しむような感じ?」などの意見が出ました。

キュレーションの意図がわかるまでのワクワクはあるが、それ以上を見出すのが難しいという意見が多かったように思います。
年間を通じての振り返りでは、「サイトスペシフィック」な作品のなかには、「恒久的にそこに展示され続ける作品」だけでなく「限られた時間の中で展示が許される、物理的な制約を受けやすい展示」、つまり「タイムスペシフィック」な作品もあったという意見がありました。
Oさん:「ピカソ《ゲルニカ》と棟方志功《彪濃の柵》」
 棟方志功の《彪濃の柵》について、ご自身が9月にソフィア王妃芸術センターで鑑賞したピカソの《ゲルニカ》からの影響などについて発表をされました。ビルバオのグッゲンハイム美術館への訪問に関する報告もありました。
KOさん:「クワクボリョウタ」氏。
越後妻有トリエンナーレへの訪問を機に注目するようになったクワクボ氏の仕事をテーマに設定。千葉県立美術館では「チバニアン」にインスピレーションを受けた作品を鑑賞しました。
スケールの大きな要素や、繊細な部分もある、そんな彼の作品をこれからも見ていきたいとのことでした。
SHIさん:「佐藤可士和」氏。
佐藤氏は大手広告代理店で経験を積んだ後独立。「アートディレクター」として活躍の幅を広げてゆきます。立川にある「ふじようちえん」は、老朽化・入園児の減少等を建物のリノベーションで解決しようとした試み。
設計は手塚貴晴氏に依頼しました。結果として多くの賞を受賞し、入園希望者・就職希望者が絶えない幼稚園となりました。その腕力は、徹底的なヒアリングを経て、時に依頼者自身も自覚していない部分まで吸い上げ整理し、そして魅力を見つけて行くところにあるとのことでした。
その後、2024年のテーマのアイデアをメンバーで出し合いました。
壁・日本美術とデザイン・音楽と水とアート・戦争とアート・Y世代のアート・鑑賞の本質・デザインとアート・展示空間と作品、などが出ました。
来月に正式決定の予定です。 12月は、2023年のまとめと引き続き個人テーマの発表の回となります。
                                       (ART TRANSIT事務局)

 

先生から何かを学んだり、イベントに参加したりという形では得られない「自分なりの学びと楽しみ」が見つけられる月1研究会ART LABO。
ぜひ、一度いらしてみてください♪ きっとそこには、楽しい仲間たちとの素敵な時間が待っていますよ♪
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