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2023年10月7日(土) フィールドワーク:「さいたま国際芸術祭に行ってみよう!」


今回のフィールドワークでは、さいたま国際芸術祭のメイン会場である「旧市民会館おおみや」を訪れました。

現代アートチーム目[m’e]がディレクションする「旧市民会館おおみや」は、1970年に開館し、多くの観客や市民の方々に親しまれながら、昨年役目を終えることになった劇場でした。

建物の外から中へ設置された透明板は、内部を分断、時に接続させながら会場全体に展開されており、迷路の中にいるような感覚を感じました。そのためはじめに、全員で作品の展示場所を確認し、その後個人が自由に鑑賞する時間を持ちました。
導線を構成する透明板のフレームの一つ一つは「窓」の機能を持ち、その向こう側を「景色」として対峙させるとのことでしたが、まさに「窓」ととらえた人もいれば、「壁」のようにとらえた人もいました。

展示室においては毎日入れ替えられる作品もあるなど、同じ状態の日のない動き続ける会場ということで、わたしたちのなかで、ポートレイト・プロジェクト(編集者 川島拓人とオルヤ・オレイニ、マーク・ペクメジアン、埼玉大学教育学部附属小学校児童によるさいたまの人を撮影したポートレイト)を別の日に観てみたいという声があがりました。
また、アーニャ・ガラッチオの作品についても、生花のガーベラが作品に用いられていたため、時間が経過した際の作品を後日観てみたいという声もあがりました。

またメイン会場内とその周辺では、場所を超えて芸術祭と日常との間に新たな鑑賞の視座を見出そうとする試み、「SCAPER」(スケーパー)というプログラムが実施されていました。

今回の芸術祭では、アーティストの視点を想像し思いめぐらせながら、一人一人固有の経験をし、感想を持ちました。今年最後のフィールドワークでしたが、今年のテーマである「サイトスペシフィック」な作品、展示について改めて考えさせられる機会となりました。

                      (小林)

 


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