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2020年1月11日(土)新春! 2019年のアワード決定!「2019年 よかった展覧会!」
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2020年1月のART LABOでは、2019年の展覧会アワードを決めました。 @ベストミュージアム A印象に残った作品 Bベストキュレーション C図録・チラシ D行ってよかったギャラリー E展覧会グランプリ の6部門について、それぞれが1年間を振り返り、意見を出し合いました。 @ベストミュージアム ・神奈川県立近代美術館 鎌倉別館 ・セキ美術館 ・森アーツセンターギャラリー ・十和田市現代美術館 ・岡田美術館 ・原美術館 ・東京ステーションギャラリー セキ美術館は松山市の道後温泉近くの住宅街にある美術館。ロダンや平山郁夫などを所蔵しているそうで、まったく知りませんでした。 A印象に残った作品 ・ゲルハルト・リヒター「8枚のガラス」(窓展) ・東城信之介「アテネ・長野・東京ノ壁ニアルデアロウ摸写」(VOCA展) ・ハンス・オプ・デ・ビーク「ロケーション(5)」(十和田市現代美術館) ・イワン・クラムスコイ「忘れえぬ女」(ロマンティック・ロシア展) ・エドゥアール・マネ「フォリー・ベルジェールのバー」(コートールド美術館展) ・アントニ・タウレ 「INSULA LUX 光の島」展・スタシス・エイドリゲヴィチウス「イメージ——記憶の表象」展 |
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Bベストキュレーション ・闇に刻む光 アジアの木版画運動 1930s−2010s(アーツ前橋) ・計良宏文の越境するヘアメイク(埼玉県立近代美術館) ・日日是アート ニューヨーク、依田家の50年展(三鷹市美術ギャラリー) ・原三溪の美術 伝説の大コレクション(横浜美術館) ・ラウル・デュフィ展(パナソニック汐留美術館) ・へそまがり日本美術展(府中市美術館) ・岡ア乾二郎 視覚のカイソウ(豊田市美術館) ・ボルタンスキー展(国立新美術館) 都心の美術展よりも郊外や地方の美術館の名前が多く挙がりました。どこも工夫をこらした展覧会をしていることがわかります。 C図録・チラシ ・ゴシック写本の小宇宙(国立西洋美術館)(2票) ・目[mé] 非常にはっきりとわからない(千葉市美術館)(2票) ・新・北斎展(森アーツセンターギャラリー) ・ニューヨーク・アートシーン(埼玉県立近代美術館) ・インポッシブル・アーキテクチャー(埼玉県立近代美術館) ・メスキータ展(東京ステーションギャラリー) ・線の迷宮〈ラビリンス〉V 齋藤芽生とフローラの神殿(目黒区美術館) ここでサプライズが起きます。埼玉県立近代美術館の「インポッシブル・アーキテクチャー」展、別々の方が持ってきたチラシのデザインが微妙に異なり、2枚を並べてみると模様がつながることが発見されたのです。言われなければ気づかないような細かい工夫に一同感動してしまいました。 D行ってよかったギャラリー ・MA2 Gallery ・MAMコレクション ・笠間日動美術館 ・アズマテイプロジェクト ・LIXILギャラリー ・メゾンエルメス |
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E展覧会グランプリ ・塩田千春展:魂がふるえる(森美術館)(4票) ・ボルタンスキー展(国立新美術館)(3票) ・イケムラレイコ 土と星 Our Planet(国立新美術館) ・窓展:窓をめぐるアートと建築の旅(国立近代美術館) ・目[mé] 非常にはっきりとわからない(千葉市美術館) ・ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道(国立新美術館) ・原三溪の美術 伝説の大コレクション(横浜美術館) ・未来への飛翔 ロシア現代アートの世界(市原湖畔美術館) ・関根正二展 (福島県立美術館) 多くの名前が挙がりましたが、キュレーションの質、話題の大きさ、2019年を代表するにふさわしい、といった理由で「塩田千春展」がもっとも多くの票を集めました。 というわけで2019年の展覧会アワードは以下のようになりました。 【展覧会グランプリ】塩田千春展:魂がふるえる(森美術館) 【特別賞】埼玉県立近代美術館のチラシ 2020年もさまざまな素晴らしい展覧会が開かれ、新しい作品と出会えるのを楽しみにしています。 2019年を振り返る際に、印象的な展覧会が上位に挙がった気がいたしました。今までにない取り組みをしたキュレーションが多かったという意味では、一つの分岐点がそこにあるのかもしれませんね。 先生から何かを学んだり、イベントに参加したりという形では得られない「自分なりの学びと楽しみ」が見つけられる月1研究会ART LABO。 ぜひ、一度いらしてみてください♪ きっとそこには、楽しい仲間たちとの素敵な時間が待っていますよ♪ |