• トップ
  • 会員案内
  • サークル概要
  • 認定講師制度
  • 資料請求

イベント案内

過去のART LABO
ART TRANSIT TOP > イベント案内 > レギュラーイベント > ART LABO > 過去のART LABO

2019年2月2日(土) 2019年の計画づくり


本年度のテーマ、「1960年代から1980年代の美術を探る」。

2月は年間計画の作成です。

まず、山内さんの解説により、60年代から少しだけ以前の戦後から90年までの美術界の流れをおさらいしました。

 

  1945年 画家の戦争責任問題発生
1946年 GHQによる戦争画没収
1948年 美術手帖創刊
1949年 芸術新潮創刊
1951年 神奈川県立近代美術館(鎌倉)開館 

    この頃、実験工房の活動開始となる

1952年 東京国立近代美術館開館     
    ベネツィア・ビエンナーレに参加          
    (横山大観、梅原龍三郎等)     
    岡本太郎による縄文文化の再評価と、日本美術の 
    再検証
1954年 具体美術協会発足
1959年 国立西洋美術館開館
1964年 千円札裁判、芸術と司法の関係が注目される
     10月 東京オリンピック開催
1968年 学生運動が盛んとなる
    (昨年千葉市美術館にて激動の時代の芸術展開
     催、巡回中)
1970年 大阪万博開催     
     5月 東京ビエンナーレ開催 
    中原佑介による「人間と物質」展
    (もの派、アルテ・ポーヴェラ、コンセプチュア
    ル・アートなど)     
    11月 三島由紀夫割腹  
    戦争画返還
1972年 あさま山荘事件
1975年 セゾン美術館開館(池袋西武百貨店内)
1979年 原美術館開館
1985年 つくば万博
1986年 大浦コラージュ事件(天皇の肖像問題)
1987年 損保ジャパンがゴッホのひまわりを購入
1991年 芦屋市美術館開館、のちに経営不振のため2003年に閉館の計画発表、指定管理者制度の活用となる
1999年 セゾン美術館閉館  
以上、ざっくりとですが90年代初めまでの動向を整理しました。


日本美術の再考をはじめ、既成概念にとらわれないものを創作すること、社会への反発と国家的プロジェクトとの融合、経済発展とその終焉など。
日本の発展と美術とは切り離せない関係にあることがわかります。  

次に活動のスケジュールについて話し合いました。休館していた東京都現代美術館が3月末にリニューアルします。

また東京国立近代美術館の常設展では、この年代の代表作が何時でも見られるとあって、この両館はぜひ押さえたい所です。
ところが現在同時代を捉えた展示は、アーツ前橋、静岡市美、高知県美、熊本市現美(皆さん調べてね!)など、遠方ばかり。

公立美術館の予定の多くが3月末に発表されるとあって、なかなか予定が立ちません。 分かり次第、順次計画していく流れとなりました。まさに近くて遠い60年から90年代なのではないでしょうか。

先生から何かを学んだり、イベントに参加したりという形では得られない「自分なりの学びと楽しみ」が見つけられる月1研究会ART LABO。
ぜひ、一度来てみてください♪ きっとそこには、楽しい仲間たちとの素敵な時間が待っていますよ♪
過去のART LABO一覧に戻る
PAGETOP