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イベント案内

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2018年1月13日(土) 新春! 2017年のアワード決定!「2017年 よかった展覧会!」


2018年第一回目のART LABOでは、2017年の美術展をそれぞれが振り返り、グランプリを決めました。  

カテゴリーは以下の6項目です。
1.ベストミュージアム
2.印象に残った作品
3.ベストキュレーション
4.図録・チラシ
5.行ってよかったギャラリー
6展覧会グランプリ  

ベストミュージアムで多くの支持を集めたのは、意外にも豊田市美術館でした。首都圏からはやや行きにくい立地にもかかわらず、「奈良美智 for better or worse」展や特別常設展「岡ア乾二郎の認識 ─ 抽象の力」など、多くの意欲的な展覧会を開いていました。谷口吉生によるモダニズム建築も見逃せないポイントです。
印象に残った作品としては、京都国立博物館の「海北友松展」で展示された「月下渓流図屏風」が挙げられました。60年ぶりに米国から日本に里帰りした本作。
メンバーの一人は夜間開館に行ったら他に誰もおらず、幸運にも「独り占め」できたそうです。  

 ベストキュレーションとしては、DIC川村記念美術館の「静かに狂う眼差し」展とアーツ前橋のアーツ前橋の「ヒツクリコ ガツクリコ ことばの生まれる場所」展という、関東近郊の2つの展示が複数の票を集めました。

前者は同美術館のコレクションを林道郎氏のキュレーションにより新たな視点で切り取る展示、後者は文学と美術の表現を「ことば」という切り口から紹介する展覧会でした。中規模な美術館ならではのシャープな切り口が支持を集めました。


図録・チラシ部門では「ジャコメッティ」展のチラシが挙がりました。
異様なほど細長い人物像で知られるジャコメッティの特徴を表すように、縦に細長く組まれたチラシです。
思わず手にとって保存したくなるような凝ったデザインのチラシも、美術展の魅力のひとつですね。  

行ってよかったギャラリーは、「エスパス ルイ・ヴィトン東京」や「ミヅマアートギャラリー」、「ギンザ グラフィック ギャラリー」などの名前が挙がりました。都心の一等地にあって興味深い展示をしてくれるこれらのギャラリーの動向も追っていきたいところです。  

さて、2017年の展覧会グランプリは、3票を集めた「サンシャワー」展となりました。

国立新美術館と森美術館が初めて共催し、東南アジアの多種多様な文化が一堂に介した大規模な展覧会。

2017年のART LABOのテーマである「アジア・アフリカの近現代美術」ともマッチし、日本ではなかなか味わえない美術を追い求めようとする好奇心旺盛なART LABOのメンバーの目には、興味深く映ったのではないでしょうか。

 

それにしても、メンバーの皆さんが挙げる展覧会の名前が多種多様なのがとてもエキサイティングでした。

小規模な展覧会や地方都市の美術館にも足を運び、皆さんの関心の幅広さ、美術展にかける情熱をあらためて感じました。

 

次回の2月のART LABOでは、2018年の年間テーマを決めます。今年もいろいろな展覧会に行き、さまざまな美術作品と出会えることを楽しみにしています!

先生から何かを学んだり、イベントに参加したりという形では得られない「自分なりの学びと楽しみ」が見つけられる月1研究会ART LABO。
ぜひ、一度来てみてください♪ きっとそこには、楽しい仲間たちとの素敵な時間が待っていますよ♪
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