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2015年1月10日(土) 新春!ART LABOはじめ


今年初めてのART LABO。ファシリテータに神奈川県立近代美術館などで様々な企画に携われた山内舞子さんを迎えて、会員7人、スタッフ1名でスタートです。今年は会員の皆さんの関心も強い「現代美術」に焦点をあてた活動になります。

 最初に全員で改めて自己紹介をし、今年の活動日程を確認し、書記/記録係を決めて、やる気満々となったところで、さっそく現代美術の話題に入ります。

 

 ここでは、現代美術として、100年近く前のマルセル・デュシャンから、今まさに作品を作り始めようとしている作家まで、幅広く取り扱うことにします。そんな現代美術に触れようとすると、最初に問題になるのは、どこでそれを観るかです。評価がまだ定まっていない現在進行形の作品は、美術館以外の場で展示されることも多いので、それを観る機会を見つけることがだいじになります。

 

そこで、山内さんに写真付きで作成していただいた「アートに出会える場・いろいろ」を使い、会員の皆さんはどんな場をよく使うか、どんな場は行きにくいかと、意見を伺いました。その結果、東京都現代美術館のような大型公立美術館は利用することが多いが、作品の販売を行っているギャラリーは敷居が高く感じる、通常アートを展示している場所以外での企画は情報入手がなかなかできない、地方の美術館までは関心があっても行ききれないなどの意見が出て、会員のなかでも行きやすいところ行きにくいところがあることがわかりました。

 

地方で活動を行っている小型美術館として、バス停からもタクシーに乗らないと行けない立地にありながら、地元の作家の作品展示を中心とした活動を行っている、阿蘇にある「坂本善三」美術館の例も紹介され、ART LABOの企画としては行けないかもしれませんが、日ごろ行けない美術施設への関心も高まってきます。

 これを受けて、2015年の活動は、フィールド・ワークも含めて実施することが決まりました。暫定スケジュールは次のようになっています。
2月7日 レクチャー、現代美術とそれ以前の美術の関係
3月7日 美術館見学
4月4日 レクチャーの続き
5月9日 ギャラリー見学
6月6日 レクチャー、アート・イベントなどの企画を考える
7月4日 美術館見学、作家のアトリエを改装したところ、建物が珍しいところなど特徴的な美術館
8月10日 レクチャー、作家インタビュー
9月5日 フィールド・ワーク、アート・スペース以外で行われている展示見学
10月3日 まとめ
11月7日 まとめの続き
12月5日 ART LABO「今年の展覧会/イベント・アワード」選定

現在の生の現代美術に近づくために、ART LABOの場以外でも色々見てみたいということになると、馴染みのある大型美術館以外での作品展示やイベントの情報を、いかに集めたら良いかが問題になります。

 

そのための方法としては、美術手帖などの雑誌に添付されている情報を使う、ギャラリーなどに配布されている案内のハガキなどを収集する、アーツ千代田3331などのアート・スペースで情報を収集する、ギャラリーに住所・氏名を残し案内をもらうようにするなどがあります。

 

各人がやりやすい方法を、いろいろ試してみる必要がありそうです。日頃情報収集をして、その情報を元にして、100%良いものに当たらなくても問題ないというくらいのつもりで見に行くことを続けていくと、現代美術に近づけるのではないでしょうか。

 現代美術も攻略できるかなと期待が高まったところで、次回2月のART LABOに向けて宿題です。宿題は、次回の会合に、各人が関心のある現代美術家の名前を一人考えてくることです。第1回ART LABOを終えて、2015年がより楽しみになりました。

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