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2018年11月10日(土) 2018年の各自テーマの振り返りと仮まとめ


「明治 再検証」という共通テーマを選んで始まった2018年度のART LABO。
6月の個人別テーマ発表の後、4ヶ月連続で東京・横浜の美術館・博物館をめぐるフィールドワークを続けてきましたが、この11月はひさしぶりに四谷で勉強会形式のミーティングとなりました。  

 今月は、「2018年の各自テーマの振り返りと仮まとめ」ということで、今までのフィールドワークなどからの振り返りとメンバー各自のテーマの進捗状況のシェアを行いました。  

 知っているようで、掘れってみれば深みにはまって苦しむことになる「明治」。
美術界に収まり切らない岡倉天心のスケールの大きな活躍への関心、西洋絵画導入の各段階についての関係国や大きく影響を受けた外国人と当時の西洋美術動向との対比、黒田清輝がフランスで印象派以前のアカデミズムを学び日本持ち帰った意図と晩年の結末、「鑑賞」という近代になって確立した行為をテーマとして探究している苦心、また欠席者からも、ご自身も嗜む「日本画」についてその誕生の背景事情究明の着眼点、黒田清輝と違い晩年まで新しく創造的な活動を続けた浅井忠の画業の調査状況、などなど、メンバーからの報告はさまざまに興味深い内容のものでした。  

私自身の、明治陶磁の超絶技巧が失われてしまった事情の調査状況の報告は準備不足もあって不振に終わってしまい非常に残念。

ファシリテーターの山内さんが時間の最後に整理してくださった来月の最終まとめの4つの共通論点、@外国との接触とその影響の受容、A「美術」という概念・用語の輪郭の不確かさ、B美術における「制度」の視点、C芸術家個人の生涯における立ち回り(資質をどこで活かせたか)、に沿って次回のまとめではリベンジを期したいと思います。

今年の最終回となる12月1日は、「明治 再検証」の最終まとめに加えて、来年度に取り組むテーマを話し合います。平成の終わる来年はどのようなテーマに挑戦することになるでしょうか。メンバーそれぞれが持ち寄るアイデアをぶつけ合うのが楽しみです。

先生から何かを学んだり、イベントに参加したりという形では得られない「自分なりの学びと楽しみ」が見つけられる月1研究会ART LABO。
ぜひ、一度来てみてください♪ きっとそこには、楽しい仲間たちとの素敵な時間が待っていますよ♪
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