• トップ
  • 会員案内
  • サークル概要
  • 認定講師制度
  • 資料請求

イベント案内

過去のART LABO
ART TRANSIT TOP > イベント案内 > レギュラーイベント > ART LABO > 過去のART LABO

2015年11月7日(土) 新しいアートスポットに出掛けよう!


今回のアート・ラボは、ウォーターフロントの天王洲アイルと東雲にある新しいアートスポットを訪問しました。

 

 最初に訪れたのは画材ラボPIGMENT(ピグモン)。竹を組み合わせた軽やかで日本的なファサードと内装の設計は隈研吾さんです。「PIGMENT」は日本画、東洋画、水墨などの画材を販売しています。

中に入って目に飛び込んでくるのが壁一面にずらり並んだ顔料の数々。圧巻の品ぞろえは約4200色に及ぶとのこと。

 

メンバー全員が見とれてしまいました。そのほかにも墨、硯、和紙、膠など様々なサンプルが作品のように並べられ、いつまでも見ていたい気分になります。



 スタッフの能條さんに解説をしていただきました。

 ここは727日にオープンしたばかり。画材の販売、展示やアカデミーなどを兼ねた場所として、美術品の保管や展示も行っている寺田倉庫により開設されました。

近年、特に台湾や中国では良質の画材が手に入りにくくなり、ならば、ということで高品質で貴重なメイドインジャパンの製品を数多く扱っていること。

日本画の初歩や支持体や溶剤に関する講座等を開設するために、スタッフは全員製品に関して適切な説明ができること。画材を通し作家をサポートすること。

そのためキャンドル作家や陶芸家など想定外のジャンルの方々も来店し、逆に驚いたこと。など、興味深いお話をしていただきました。

アート全体について考えるとき、画材にも目を向けることは必要不可欠であり、これからは重要な課題の一つになるのではないでしょうか。

店内には高級画材のほかにも手ごろな顔料や筆などもおいてあり、試し書きができるコーナーも在りました。これから日本画など描き始めようとする方にもおすすめです。

 

また、天王洲周辺ではアートイベントも開催されるようになってきていて、新たなアートスポットと成りつつあります。


和紙も絹本もありました!

額や木枠もさまざま

こんなにたくさんの膠を観たのは初めてです!

美術館級の硯もあるとか?!

金箔・銀箔も種類が豊富!

たくさんの筆・刷毛は圧巻です!

こちらは特別に見せていただいた、純度100%の「瑠璃」だそうです。

天然の鉱石である「瑠璃・ラピスラズリ」から顔料成分を抽出して練ったものだそうです。

これだけのわずかな量でも4万円ほどする高価なものだとか・・・。
作品を作るだけではなく、いい材料をそろえるということがいかにコストがかかるものなのか・・・。

と感心しつつ、みんなで記念にパシャリ!

 続いて東雲に移動し、TOLOT heuristic SHINONOME内にある「YUKA TSURUNO GALLLERY」

を訪問しました。

 

この建物はもともと倉庫として使われていたもので、一見するとGALLLERYがあるとは思えません。階段を恐る恐る上がって2階に行くと、広いスペースにホワイトキューブが並んでいます。その一つ一つにGALLLERYが入っています。



現在のExhibitionは ティム・ハーバー『Bluse』。

ティム・ハーバーはイメージアーカイブサイト「tinyvices」の創設者で、このサイトは現代写真の有効な伝達手段の一つとなっているそうです。

iPhone6で撮影した写真をサイアノタイプと呼ばれる技法でプリントした作品は、何処か抒情的で日本人の感性に合っているのではないかと思えます。

サイアノタイプとは昔でいう「青焼き」、「青写真」のことで、今また注目を集めているそうです。

 

TOLOT heuristic SHINONOMEには、他に「ARATANIURANO」、「G/P gallery SHINONOME」、「hiromiyoshii tokyo」が入っています。

今までメンバー誰もが知らなかった超穴場スポットでした。

一年を通し現代美術を知る、というテーマでのフィールドワークの最終回となりましたが、山内さんのコーディネイトのおかげで今回も楽しい見学となりました。

 

またこのような機会がありましたら是非参加したいと思います。

 


過去のART LABO一覧に戻る
PAGETOP