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2019年8月24日(土) 東京芸術大学大学美術館 「円山応挙から近代京都画壇へ」展

8月の美術めぐりは、まだまだ暑い最中ですが、東京芸術大学大学美術館で開催中の「円山応挙から近代京都画壇へ」展を鑑賞いたしました。

円山応挙をはじめ、四条派も含め、京都というエリアにて脈々と受け継がれているさまざま流派から、近代の京都画壇までをじっくりと展示をしておりました。

※現地看板の写真を撮り忘れたため、チラシ画像となっております。ご容赦くださいませ。
円山応挙は、日本美術史上では、やはり「写生画」を切り開いた画家として、有名である部分が大きいのかも思います。
中国の影響を受けていた応挙は、そのまま真似するのではなく、自分の目で見たものを描くことを大切にしていたそうです。その後円山派という大きな一派を作り上げることになります。

応挙の作品は、なんというか人間らしさというか優しさというか、とてもそういうふくよかな視点を感じることができます。
もう一つの四条派と言われるものは、呉春を始めとした、京都の四条で活躍した絵師たちです。与謝蕪村・円山応挙たちの作風を学んだ呉春たちは円山・四条派として、全国にその名前を広げていきます。

京都というエリアで沢山の絵師たちが活躍しているその流れ、源流がわかりやすく展示されていて、また一つ一つの作品の展示も工夫されており、作品自体が持つ圧倒的な迫力を体感することができました。

ずっとこの空間にいたい・・・という静かな欲望が芽生えるそんな展示でした。
さて、次回は、横浜美術館で開催中の「オランジュリー美術館コレクション ルノワールとパリに恋した12人の画家たち」展を鑑賞いたします。今度は、フランスの首都パリを舞台に、オランジュリー美術館がコレクションした作品たちを鑑賞いたします。ご興味ある方はぜひご参加くださいませ。
                                       (ART TRANSIT事務局)
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