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2019年6月15日(土) 国立西洋美術館 「松方コレクション」展
6月の美術めぐりは「松方コレクション」展。 よく聞くキーワードでもある「松方コレクション」。今回の展覧会では、かなりの数が集まって展示されています。 実業家・松方幸次郎が1900年代初めごろにかけて築いた膨大なコレクションですが、その後の世界情勢の悪化とともにこのコレクションたちにも激動な運命をたどることになりました。 |
残念ながら、焼失してなくなってしまったものもたくさんあるそうですが、今でも残っている作品たちは、印象派を中心とした名画ぞろいとなっています。 このコレクションを展示する場所として設立されたのが、今回の展示会場でもある国立西洋美術館でもあり、この場所で現在は方々に散っているコレクションが集結するということに、何か大きな運命のようなものを感じ、感動すら覚えてしまいますね。 |
今回の出品作品も、名画ぞろいでじっくりと鑑賞されることをお勧めいたします。 戦争は、人間だけではなくこのような絵画作品や建物などにも甚大な影響を及ぼすものなのだと改めて感じることができました。 松方コレクションも焼失してしまったものも多いといわれていますが、今現在残っている作品がもうこれ以上減ることがないといいなと、切に願うばかりです。 |
さて、次回は、国立新美術館で開催中の「クリスチャン・ボルタンスキー」展を鑑賞いたします。 久しぶりに「現代美術」を皆さまと楽しく鑑賞したいと思っております。 現代美術のみかたも、お届けする予定です。ご興味ある方はぜひご参加くださいませ。 (ART TRANSIT事務局) |