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2019年3月16日(土) 国立西洋美術館「ル・コルビュジェ」展
3月の美術めぐりは「ル・コルビュジェ」展。 近代建築の巨匠と言えば、この「ル・コルビュジェ」が浮かぶ方は多いのではないでしょうか? 偉大な建築家がどのような考え方の流転を経て名建築家となっていったのか? その源流ともいえる「ピュリスム」の時代に焦点を当てた展覧会となっています。 「シャルル・エドゥワール・ジャンヌレ」時代の作品が多く、貴重な絵画作品が多く展示されていました。 |
また、今回の会場は、その「ル・コルビュジェ」が基本設計に携わった国立西洋美術館。通常特別展と言えば、地下から入場する展示室が会場となりますが、今回は、いつもは常設展示を行っている本館の一部に展示され、まさにル・コルビュジェが表現した空間の中で、彼の作品を鑑賞できるという、願ったり叶ったりの空間となっていました。 展示されている作品と空間がマッチしているように感じるというのは、さすがといったところなのでしょうね。。 |
名建築家が遺した絵画作品たちを、彼の思想や時代の変化と共に、テーマを区切り、たくさんの数を知ることができたのは、本当に貴重な機会だと思いました。 名建築の数々は、色々なところで知る機会はありますが、 そこに至るまでの道程にある、さまざまなアイデアともいうべき絵画作品たちを鑑賞出来たことで、また彼の建築を見る目も変わるような気がします。 絵画という2次元の世界から、建築という3次元の世界へと表現を拡大させていったのも、なんとなくすっと腑に落ちるような気がしました。 |
さて、次回は、東京国立博物館で開催中の「東寺」展を鑑賞いたします。 仏像曼荼羅…つまり立体で構成される曼荼羅が一つの目玉のようですね! 皆さまと楽しく鑑賞したいと思っております。ご興味ある方はぜひご参加くださいませ。 (ART TRANSIT事務局) |