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2018年11月17日(土) 国立西洋美術館『ルーベンス』展
ルーベンス。 あまり美術のことに詳しくない人でも、聞いたことがある画家の名前の一人、かもしれません。 バロック時代を代表する画家で、肉感豊かな人物やダイナミックな構図で迫力のある作品を描き、また「工房」を構え量産するという、それまでにはない新しいスタイルを築いた画家としても有名です。 |
今回は、ルーベンスのさまざまな画業の中でもイタリアとルーベンスの関係に焦点を当てた展示となっていました。 やはりこの時代の中心は、イタリアだったんですね。 フランドル生まれのルーベンスにとって、イタリアはあこがれの地でもあり、吸収したいいろいろなものがいっぱいあったんだろうなと思いました。 大画面に描かれてた数々の名作品。 それの前に自分が立ってみると、その世界観や迫力に、すぅーっと絵の中に飲み込まれてしまいそうな錯覚を覚えました。 |
確かな技術も大切ですが、鑑賞者と一体感が得られるような空気を持つ作品を描く力は、決して技術だけではないのかもしれませんね。ルーベンスという人も相当包容力のある人物だったのではないかな??なんていう想像をしてしまう展覧会でした。 さて次回は、本年最後は、東京国立近代美術館の常設展を鑑賞いたします。 日頃、特別展ばかりに行きがちで、常設展はいつでも来れるから‥と後回しにしてしまいがちですが、 東京国立近代美術館の常設展は、そのためだけに足を運んでも十分すぎるほど楽しめますよ。 ご興味ある方はぜひご参加くださいませ。 (ART TRANSIT事務局) |