• トップ
  • 会員案内
  • サークル概要
  • 認定講師制度
  • 資料請求

イベント案内

過去の美術めぐり
ART TRANSIT TOP > イベント案内 > レギュラーイベント > 美術めぐり > 過去の美術めぐり

2018年6月16日(土) 東京都美術館「プーシキン美術館」展

プーシキン美術館。
ロシア・モスクワにある国立美術館で、60万点以上の作品を収蔵しているそうです。フランス近代絵画の名品を所蔵していることでも有名です。

そんな中から、今回は「風景画」を軸とした作品が集まっています。
風景画は、現代の私たちにはとても身近なイメージですが、風景だけで作品が成立するようになったのは、美術史的にみるとそんなに古い話ではないようです。

絵画に風景が描かれていたとしても、作品の主題はまた別な神話や歴史というものがほとんどだったようですね。

私たち日本人はまず図工の時間に「写生」などを行い、風景を絵にするということからスタートすることも多いので、そんな風景が単体の主題として成立してからの歴史が浅いことに驚きます。
古くから、作品のどこかに描きこまれてきた「風景」が、その存在を大きくして、風景単体で作品が成立していき、風俗などと一緒に描きこまれたり、また想像の風景(世界)というように変容していくさまも非常に興味深く感じました。

例えばですが、人それぞれ思い描く「ふるさと」の風景が異なるように、風景ひとつとっても作家が表現するそれこそに、色々な個性が出てくるものなのだな・・・と。

素直に感動しやすい作品が多いのも、風景画というジャンルがある種素直な表現になりやすいからなのかもしれない・・・とそう思いました。写真という新しい機械が誕生し写真そのものも表現技法のひとつとなってからも、絵画の世界の風景画というのは、一つ独立したジャンルとして成立しているのも納得できるものがありました。

次回は、パナソニック汐留ミュージアムの「河井寛次郎」展です。
河井寛次郎をご存知ですか?
明治時代に活躍した陶芸家ではありますが、多彩な才能を発揮し活躍した作家です。日本の近代美術を知るうえでチェックしておきたい作家さんでもあります。
今年は、明治時代が始まってちょうど150年の節目です。この日本に大きな変化が起こった時代の作家や作品を知る良い機会となりますよ♪
ご興味ある方はぜひご参加くださいませ。
                                       (ART TRANSIT事務局)
過去の美術めぐり一覧に戻る  
PAGETOP