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2018年5月19日(土) 横浜美術館「NUDE-ヌード」展
美術めぐりで横浜美術館に訪れるのは久しぶりです。 開館前の横浜美術館前の広場では、この季節の気持ちよさもあってか、たくさんの人がくつろいでいます。 今回の展覧会は、イギリスのテートギャラリーが所蔵している作品の中から、ヌードをテーマに展示されています 。 |
人間の身体を表現するということは、私たちそのものを表現するということにも通じるような気がするわけですが、 「表現」としてのヌードとしてとらえると、「美」の理想的なイメージとして、古代ギリシャのころから描き続けられてきた題材のひとつです。 様々な表現技法だけではなく、技術の訓練としても裸体は用いられてきました。そして、作家の想いを裸体を通じて表現していくようにもなっていきます。 |
私たち人間が、何も纏っていない姿というのは、ある意味で正直でリアルであり、時に恥ずかしさを覚えることもあります。本能を呼び覚ます何か?がやはりそこにはあるのかもしれませんね・・・。 当然ながら「芸術」と「ポルノ」の違いとは何か? という大きな論点もありますね。 人間の身体を使った表現というのは、やはり様々な思いや感情そして意図、そして美。様々なものを一気に表現できるモチーフなのかもしれません。 |
その作品を見た人に、いろいろな気持ちを抱かせるというのも、いかにも人間らしく、また根源的なものでもあるのかもしれないと、さまざまなヌードを作品を鑑賞して感じました。 次回は、東京都美術館の「プーシキン美術館」展です。 風景画をテーマにした作品が集まっています!!風景画という新しい考え方が始まった17世紀あたりからの作品を皆様と一緒に鑑賞してみたいと思います。 ご興味ある方はぜひご参加くださいませ。 (ART TRANSIT事務局) |