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2018年2月24日(土) 東京都美術館「ブリューゲル」展
2月の寒さが少し和らいだこの日、皆さまとブリューゲル展を鑑賞いたしました。 ブリューゲル一族…と言っても、ピーテル・ブリューゲル、ヤン・ブリューゲル、、そして(父)と(子)など、キャプションを見るたびに、だんだん混乱していくというご経験、一度はあるのではないでしょうか?? そのブリューゲル一族を見ていく展覧会となっています。 |
まずは、なんといってもこの人。 ピーテル・ブリューゲル1世から始まる画家一族の系譜を、その特徴や時代背景などの解説を聞きながら整理していきます。 孫、玄孫、、と、5世代にわたり画家として活躍しているのですから、それはそれですごいことですね。 時代と言えば時代なのでしょうが、現代のように職業が自由選択の時代になると、画家としてなんだも続く家系を維持することは奇跡のようなことのように思えます。 |
それぞれの章ごとに、テーマ別にカテゴリーされていて、とても鑑賞しやすく、わかりやすく感じました。 それにしても、すごい一族だなとかんじます。 農民の日常を描き続けた、ブリューゲル一族にその時代の暮らしへの愛情のようなものを感じました。 ネーデルラントという地で、風俗画が発展していったのも何だかうなづけます。 |
あまり、画家一族の絵をまとめて鑑賞するということを経験したことがなかった気がします。 ブリューゲル一家じゃなければ、なかなかできないことなんだとは思いますが、そういった意味で「家族」とか「家系」という括りを意識して作品を鑑賞する貴重な機会だったような気がします! 次回は、お隣国立西洋美術館の「プラド美術館」展です。 スペインの名画にたくさん出会えたらうれしいですね♪どんな作品がやってくるのでしょうか? ご興味ある方はぜひご参加くださいませ。 (ART TRANSIT事務局) |