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2017年7月15日(土) 国立西洋美術館「アルチンボルド」展
アルチンボルド。 「だまし絵」的な肖像画を描いた人としては有名ですが、 彼の画業や、時代背景、なぜこのような絵を描いたのか? 知っているようで知らないことも多い画家かもしれません。 今回は、アルチンボルドに焦点を当てた展覧会ということで、彼の画家としての功績を、皆さまと鑑賞いたしました。 |
入場まえに、彼が活躍したハプスブルグ家、神聖ローマ皇帝たちを簡単に整理しました。 その中で、アルチンボルドは、「宮廷の肖像画家」として活躍したのだ・・・ということが、わかりました。 また、この時代の皇帝は自然科学への関心が高かったこともあり、かの有名な《四季》や《四大元素》のような作品は、肖像画×自然描写の、アルチンボルドの大いなる発想のもとに生まれた作品であるということも、理解できました。 |
植物標本を組み合わせて人の顔を構成するという発想自体が、やっぱりすごいな~と、作品を前にため息がでます。 また、もともと肖像画家としての才能もあるアルチンボルドですから、その描写力にもうなるものがありました。。 それからもさまざまな発想で作品を作り続けたアルチンボルド。肖像画家の一つの可能性とその功績を大いに感じた展覧会でした。 |
さて、次回は、8月19日(土)パナソニック汐留ミュージアムの「AMBIENT 深澤直人がデザインする生活の周囲」
展 です。 美術めぐりとしては、珍しい「デザイン」の展覧会を鑑賞いたします。 深沢直人氏のデザインは、我々の生活の中でとても身近な存在であることをご存知でしょうか?? デザイナーが考えるライフスタイル。どのような発想なのでしょうか? ぜひぜひご参加くださいませ♪皆様のご参加をお待ちしております! (ART TRANSIT事務局) |