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2017年6月17日(土) 東京都美術館「バベルの塔」展
今回の美術めぐりも、会期後半での開催となりました。 良い天気に恵まれ、いざ鑑賞!と行きたいところでしたが、この日はとても混んでおり、入場も少し待つことになってしまいました。 今回のメインであるブリューゲルの《バベルの塔》だけではなく、実は見どころが多いこの展覧会、ネーデルラント美術を楽しく知る良いきっかけになりそうです。 |
入場する前に、ネーデルラント美術とはどういったものかというような鑑賞に役立つ底辺となる知識のレクチャーをいただきました。 ヨーロッパの勢力図の中で、ネーデルラントがどんな立ち位置だったのかなどが見えてくると、どうしてこういう美術が制作されるようになったのかなども想像しやすくなりますね。 |
奇想の画家と言われるヒエロニムス・ボス。 彼の作品は、見れば見るほど興味深いものが多く、当時の背景を考えると彼の作品の独創性が見えてきたりします。 彼の出現の後、ボスの影響を受けた画風が比較的長い間続いたと言われているそうです。 圧倒的な影響力を持った人が出てくると、やはりその後に続く人たちも出てくるというのは、芸術すべてに言えるのかもしれませんね。。それくらい凄かったということなのだと思いました。 |
そして、ブリューゲルの《バベルの塔》へ。あいにく混んでいて、作品の前でじっくり鑑賞するということが叶いませんでしたが、小さい画面の中にあれだけ書き込んだ彼の画力に唸ってしまいました。 周りに作品を部分拡大されたパネルなどもあり、とても理解しやすく、また楽しい鑑賞でした。 そして、ミュージアムショップもびっくりするほど混んでいたので、色々とみてみたら、今でいう「キモカワイイ」作品の中に出てくるものたちが、色々なグッズになっていました。これはそそられますね。。。 さて、次回は、7月15日(土)国立西洋美術館 の「アルチンボルド」展です。 アルチンボルドと言えば、、、野菜などで構築された自画像が有名ですが、アルチンボルドはいったいどんな画家だったのか?を知る貴重な展覧会となりそうですね。 ぜひぜひご参加くださいませ♪皆様のご参加をお待ちしております! (ART TRANSIT事務局) |