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2016年12月10日（土） 国立西洋美術館 「クラーナハ」展
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2016年の美術めぐりを締めくくるのは、国立西洋美術館で開催中の「クラーナハ」展。クリスマスも近いこの時期に、クラーナハの作品を鑑賞すると、なんだかちょっとドキドキしてしまいます。 さて、クラーナハ主に15-16世紀に活躍した北方ルネサンスを代表するドイツ人画家です。。 宮廷画家としても活躍しましたが、さまざまな技法なども試み、工房設立など事業家としても活躍しました。 |
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官能的な女性がとても精緻な筆致で描かれているクラーナハの絵画は、じっくりを見ていて飽きません。 それどころか、作品の中にすぅぅ〜と入り込ませるほどの魔力があります。 さて、クラーナハは「肖像画家」としてはこの時代のドイツについては最大の活躍をしていたと言われ、彼に自分の肖像画を描いてもらうことは、当時の偉い人たちのステータスだったと言われているそうです。 |
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この時代にクラーナハが試みた様々な功績は、その後の時代の画家たちに大変な影響を与えたと言われています。 今回も展覧会の途中には、クラーナハをリスペクトした様々な作家の作品が展示されていました。 それを見ると、どれほどの影響を与えてきているのか？と深く感じてしまいます。 鑑賞する側の人間にとって、作家の心は「きっとこうなんだろうな」と思いを馳せることくらいしかできませんが、クラーナハという画家の凄みは、理解できたような気がしました。 |
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とにかく、描かれている女性たちが、とても繊細で美しく、癒されますね。 この時期に本当にぴったりな展覧会だと思いました。 さて、2016年の美術めぐりは、今回で終わりです。 2016年も、たくさんの方にご参加をいただきありがとうございました。 美術めぐりは、2017年も続きます。 年明け第1弾は、1月21日(土）東京国立博物館の「常設」展です。 この時期にしか見ることのできないコレクションもいっぱい展示されていますよ！ ぜひ、皆様のご参加をお待ちしております！ （ART TRANSIT事務局） |
