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2016年4月23日（土） 東京国立博物館「黒田清輝」展
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4月の美術めぐりは、実は美術めぐりでは初となる「東京国立博物館 平成館」でした。開催中の「黒田清輝」展を鑑賞しました。 日本近代絵画の巨匠と言われるまでになった彼の画業を振り返ると言う内容となっていました。 日本の美術の近代化のために人生を費やしたと言っても過言ではないであろう彼の作品やその思想を知ることに、興味がわいてきます。 |
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驚いたのは、展示の作品点数の多さ。 最終的に政治の世界に入ったというイメージからか、どうしても繊細なイメージからかけ離れた印象を持ってしまいがちですが、こと「絵画」に対しては、さまざま探求し悩みながらもさまざまな作品を模索しながら、何とか日本の絵画の世界に新風を入れたかったのだろうな〜という苦悩が見えてくるような気がしました。 いろいろな世界観・技法の多様性・色彩など、さまざまなバリエーションで表現されており、興味深かったです。 |
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日本が江戸時代から明治・大正へと進むにつれ、西欧の文化が一気に流れ込み、当然「絵画」の世界にも「西欧化」の波が押し寄せてきたということが、とてもよく理解できました。 その中で、フランスでの留学経験を活かしつつ、日本のよさと西欧のよさを融合させながら、さまざまチャレンジをしていたであろう姿が感じ取れる様な気がしました。 政治の世界に入っていったのも、教育者として美術家としてやるべきことを真剣に模索したひとつの形なのだと言うことも理解できた気がします。 |
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作品点数が多いので、じっくりと時間をとって鑑賞されると良い内容だと思いました。 江戸時代から現代に至る日本の美術の流れを知るには、とても重要な内容だと思います♪ 次回の美術めぐりは国立西洋美術館「カラヴァッジョ｣展です！ 皆様のご参加をお待ちしております！ （ART TRANSIT事務局） |
