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過去の美術めぐり
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2015年12月12日(土) 東京国立博物館 常設展~日本の美を訪ねて〜

2015年の美術めぐりを締めくくる今回は、
東京国立博物館の常設展です。

特別展開催時に足を運ばれる方も多いと思いますが、常設展をじっくり鑑賞される方は意外と少ないというお話もちらほら耳にします。

東京国立博物館が所蔵している作品を展示しているのが常設展(コレクション展)。日本美術の殿堂ともいうべきこちらをとにかくじっくり鑑賞してみましょうという回となりました。
東京国立博物館の施設は沢山あり、まずはその建物の由来や展示内容などを解説いただいた後、本日の本丸である「本館」に向かいます。

この日は、とても晴れてまだ紅葉も残っていたこともあり、外での解説がとても気持ちよかったです。

東京国立博物館の巨大な施設の中を2時間という時間で回るのは限界がありますね。やはり1日かけてじっくりと来てみたいなぁ〜と思ってしまいます。
本館に移動しまして、まずは簡単に今日の見所をお話いただきました。2階の日本美術の流れについてざっとお話いただきます。

日本史の復習のような形にもなりますが、時代の変遷とともに日本の美術はどのように変化を遂げてきたのか?という大切なところが理解できました。

美術という概念そのものは明治以降になって出来上がったものですが、太古の昔から、私たちの生活・政治・美意識の裏側には美術(アート)という存在が欠かせなかったのだなぁ〜と思いました。
2階を半周ほどすると、寛永寺方向の風景に出会えました。とても澄んだ空で紅葉もまだ美しくほっとする瞬間です。この敷地内の庭園は、本当に美しいので、定期的に開催されている鑑賞ツアーなどに参加してみるのも面白そうですね。。。
ちょうど半分回ったところで、あと半分の説明を聞きます。時代が進んでくると同時に、日本という国もだんだんと大きく形成されていくようになりますが、美術もまた、豪華絢爛になったり、多岐にわたるものに「美」を求めるようになっていったりと、日本人の「美」に対する意識の高さに驚かされます。

今は、日本刀ブームでもあるらしく、刀剣のコーナーに人が多かったことにびっくりしましたが、漆・染織・陶磁器・蒔絵・甲冑・茶道具、、、と、本当に多様な日本の美を見つめることができました。
最後に、また1階に戻り最後のお話となりました。
2時間という時間じゃぜんぜん見切れない、もっとイロイロみたい、ここの常設展がこんなに面白いものだとは思わなかった・・・など、皆様それぞれにいろいろな発見があったようで、実り多い時間となりました。

まだ時間に余裕のある人たちで、1階の仏像と近代美術をさらっと鑑賞して、美術めぐりは終了となりました。
イロイロな展覧会を、少し一歩踏み出して楽しんでみようという趣旨で開催されている美術めぐりですが、今年も沢山の方にご参加いただき感謝申し上げます。

有名どころの展覧会から、ちょっとマニアックな展覧会、そして大切な常設展などをイロイロと交えて開催していきますので、2016年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

2016年のスタートは1月23日の東京都美術館「ボッティチェリ」展です。皆様のご参加お待ち申し上げます。
              (ART TRANSIT事務局)
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