2013年12月14日(土) 国立西洋美術館 常設展
2013年最後の美術めぐりは、国立西洋美術館常設展でした。 12月はクリスマスシーズンと言うこともあり、1年の中でキリスト教絵画をある意味一番身近に感じられる時期であろうということで、改めて見てみましょうという回でした。 ちょうどこの日は、無料観覧日(常設展のみ)に当たっており、非常にラッキーでございました。 現在「モネ」展開催中ということもあってか、人は沢山入っておりましたが、常設のほうは比較的見やすく、有意義な時間となりました。 |
国立西洋美術館自体もイベントをやっている日でして、展示室の外から賛美歌?のような歌声も聞こえてきました。 なんだかとっても贅沢な日に美術めぐりができてうれしかったですね♪ キリスト教のテーマに沿って、お話をうかがいました。 タイトルは同じでも、作家が何が得意で、何を描きたくて、どんな思いをもっていたのか、、、で、作品として仕上がってきたときに、こんなにも違うのか?!と驚きつつ、そこが絵画鑑賞の大きな魅力なのかもなぁ〜と感じました。 |
風景画というものに、まだ価値というか意味というか、、を見出せなかった時代に、風景が書きたかった作家は、題材としては聖書の一幕などを作品のなかに納めこむことで、宗教画として成立させつつも、風景を描くことこそ念入りに行っていたそうです。 いまでこそ、風景画はひとつのジャンルとして成立していますし、ファンも多いです。写真の成立以後も写真がそれに変わることなく、風景画と言うジャンルはしっかり成り立っています。。。でも、昔は「風景画」というものがなかったということこそ、驚きでした。
|
さて、この日はいわゆるコレクション展示だけではなく、「スペイン・アンフォルメル」展と、「ムンク版画」展と2つの企画展も開催されていました。 なんて贅沢〜。 スペイン・アンフォルメル展は、カッコ良すぎてびっくりしました。。。ますます、スペイン行きたくなります。 日本画・日本文化の影響を受けたと言うことがあるそうですが、それもまた納得。スケールの大きい勇ましい作品が多かったです。
ムンクの版画展は、とにかく面白かったです。 版画作品は物語になっているものもあったのですが、その内容は、置いておいて、とにかく作品が私にはキュートに映りました。。。 しかしムンクは、本当にこの世に生きている意味を感じることができない(難しい)ほど、繊細な人だったのでしょうか・・・? 北欧の極寒の地の人ですから無理もないとはいえ・・・。 とぶつぶつ感じている間に、2時間。あっという間の美術めぐりでした。
2014年もさまざまなジャンルの展覧会・美術館・ギャラリーに赴きたいと思っております。 是非、お気軽にご参加いただけたらうれしいです。 |