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2014年5月16日(金)~21日(水) 花の都パリ美術館めぐりの旅

春のパリ、2014年は「パリ文化年」にあたるということで、さまざまなイベントの催しもあり、今回は、特に「印象派」に焦点をあててのツアーとなりました。


お隣韓国のインチョン空港を経由し、パリ到着。
思ったほど肌寒くもなく、バスで市内をぐるっと観光してからホテルへ行きました。

 

言わずと知れたエッフェル塔・修復中の凱旋門、、、。

これを見ると「パリに来た!」という気持ちが押し寄せてきますね。

 

5月のパリは昼が長く、ちょうど20時前後にバス観光をしたわけですが、まるでお昼かのような青空。

 

日が暮れ、夜の闇が押し寄せてくるのは、22時をすぎてから。日本の生活では考えられませんが、なんだかちょっとだけ「オトク」な気分にさせてくれます。

 

今回のホテルは「パリ東駅」傍。

プラットフォームや沢山の線路をホテルの窓から眺められる、雰囲気のある所でした。

 

明日から、怒涛のアートスポットめぐりです。
今日は、ゆっくりと移動の疲れを癒しましょう。

最寄の地下鉄は、「シャトーランドン」。ホテルのすぐ右に出入り口があり本当に便利なところでした。

ここから、まず向かうは「オルセー美術館」。
修復後、初訪問という参加の皆さまも結構いらっしゃいました。

今回は、パリ文化年イベントとして開催中の企画展
「ゴッホとアルトー」展も見学しました。
この企画展は、本当に見ごたえがあるもので、ちょっと日本では出来なさそうな内容(!)でしたが、見たことのないゴッホの作品も沢山展示されていて、かなり面白い内容でした。
こんな面白い切り口の展覧会が、もっと日本でも増えていったらいいのになぁ〜と勝手に思った次第です。

オルセー美術館のシンボルの時計とパリの風景をパチリ。
「オルセー美術館に来たなぁ」と感じさせてくれる一枚でした。

ちょうど日本でこのあと7月から「オルセー美術館展」があるので、来日する作品は既にないのではないか??
とひやひやしましたが、ばっちり飾られていました。

また、日本でも作品に出会うのが楽しみです。



     
           

そのあと、マルモッタン美術館へ地下鉄で移動しました。

パリのはずれののんびりとした雰囲気のあるエリアに、この美術館はあります。
ここでも、特別展が開催されていることもあってか、入り口から大行列です!!

観光客ばかりかと思ったのですが、そうでもない雰囲気で、週末の時間を美術館で過ごそうというパリ市民の人たちなのかな?と言った感じでした。
ここには、モネの「印象・日の出」が展示されています。
一度は、見ておきたい作品ですよね。。。

 

さて、この2つの美術館のあとは、バスに乗り込み郊外のイエールへ。ここには、カイユボットの邸宅があります。

その前に、昼食を・・・。

ということで、イエールのこのレストランに入りました。

リーズナブルなのに、とても美味しかったです。

是非、また行けるのなら行きたい〜と思うほどのボリューム&美味しさでした。

 

 

 

 

カイユボット邸に到着。。。

この人、本当にお金持ちだったのね。
と思うほどの莫大な敷地、そして美しい庭園。
新宿御苑的なその雰囲気の中で、沢山の市民が横になったり、遊んだり・・・。とても素敵な雰囲気の中散歩をし、庭園内にある美術館で、カイユボットの作品を鑑賞いたしました。

 

美術館への入り口は激混み!!
皆さん並んで順番に見学しました。

 

個人コレクションを集めたというカイユボット展覧会は、やはり個人コレクションというだけあって、あまり見たことがなく、またそのコレクターの癖?のようなものも感じられ、大変興味深い内容でした。。。

 

昨年、ブリジストン美術館でカイユボット展が開催されたこともあり、注目された印象派の画家の一人だと思いますが、改めて彼のセンス、そして財力(!)に驚かされた感じです。

イエールを後にし、パリ市内へ。
印象派を語る上で欠かせないエリア「モンマルトル」へ

向かいました。

 

モンマルトルは、有数の観光地のひとつでもあって、

人・人・人。

日本で言う正月の初詣の参道並みに混んでいました。
そのてっぺんにある寺院からは、パリが一望できてそれは美しい眺めでした。

教会を後にし、モンマルトルの中にあるさまざまな画家にまつわるスポット・作品などをお散歩しながら見学しました。

 

オプショナルツアーにて、夜は「オ・ラパンアジル」のシャンソンを聴くプログラムに参加される人は、モンマルトルに残り、参加されない人は各々でホテルに戻り、それぞれの時間を過ごしました。



  

翌日は、バスでジヴェルニー、そしてオーヴェル=シュル=オワーズへ。

 

まずは、クロード・モネの自邸のあるジヴェルニーへ向かいました。

パリからどんどん離れていくにつれ、印象派の舞台となった風景たちが出てきます。
その雰囲気がたまらなく美しく、なぜ彼らがこの地へ移り制作活動に励んだのか?が少しだけわかったような気がしました。

 

モネのお家も、とにかく大きい!
西洋庭園と日本庭園、それぞれに分かれているのも、ジャポニズムに影響されたモネらしいところですよね。

 

モネのお家は、壁という壁、いたる所に浮世絵が飾られており(台所にも!)、彼がどれだけ浮世絵というものが好きだったのかというのがひしひしと伝わってきました。
しかし、庭園の美しいことと言ったら・・・。

 

いろいろなお花が入れ替わりながら咲き誇り、日々いろいろな表情を見せてくれるのであろうその庭園。ぜんぜん飽きなかったんだろうなぁ〜と、自然を観察する醍醐味を教えてもらったような気がしました。

その後、ジヴェルニーからオーヴェル=シュル=オワーズまで移動し、ゴッホが最後の2年を過ごしたという「ラヴー亭」にて、昼食をとりました。

ゴッホの定位置は、この写真の右奥だったそうです。

これぞフレンチ!というようなお料理たち。
ボリュームもすごかったですが、美味しかったです。

そして、その2階は、ゴッホのお部屋がありました。
ゴッホの死に関しては、諸説ありますが、この2階の部屋で苦しみ亡くなったそうです。
それがそのまま残されている感じでした。
こちらが制作されているゴッホにまつわる映像も見ました。

なんとなく、その時代にタイムスリップしたような、そしてゴッホの最後がちょっと切なく、悲しく感じました。

その後、オーヴェル=シュル=オワーズの町を散歩しながら、小麦畑やオーヴェル城、そしてゴッホが眠るお墓に行きました。
ゴッホと弟・テオが並んで眠るこのお墓は、季節もあってか緑に包まれ、お花が咲き、とても美しかったです。

こののんびりとしたオーヴェル=シュル=オワーズに移り住み、このエリアの建物や風景を沢山描き、死を迎えたゴッホ。彼の作品からこのエリアに対する沢山の愛情を感じるのは、この町が持つ独特のアットホームな雰囲気に由来するのかもなぁ〜なんて思いました。

「フランスは郊外がとても良い。」
と昔、誰かから聞いたことがあります。
なるほど、郊外ののんびりした雰囲気こそがフランスの良さなのかもしれないなぁ〜と、確かに思ってしまうほど、素敵な街でした。

今回は、日帰りでしたが、ゆっくりと時間をかけてこの街に滞在してみるのも、面白いかも?と思いました。
きっと、当時印象派の画家たちが夢中になった、1日の光の変化やそれにより変化し続ける街の風景を目にすることが出来るかもしれないなぁ~と思いました。
        
 

翌日は、パリ市内の美術館めぐりとなりました。

 

トップバッターは、「オランジュリー美術館」。

オランジュリーとは「オレンジの温室 」という意味。

この建物が、チュイルリー宮殿に付属する温室だったことに由来するそうです。

 

モネの「睡蓮」の作品群があることでも有名ですね。

 

この美術館では、特別展も開催されていました。

コレクションしかり、特別展しかり、非常に質が高く、また興味深い作品が沢山あり、充実した見学時間となりました。

 

美術館の中では、作品の前で「模写」をしている人がいたりして、自由な雰囲気もありました。

なによりも、導線の良さや、心地よい展示の数々で、この美術館での滞在は本当に心地よかったです。

 

 

 

その後、ガルニエ宮へ。
ここには、シャガールの添乗画があります。

 

それだけではなく、建物自体の美しさ・豪華絢爛さは、桁違い!!

シャンデリアの豪華さ、いたる所に描かれている壁画や添乗画の美しさ、調度品・建物本体の美しさ、、、んもうきりがありません。。。

歩いているだけで、すぅぅぅ~と、その時代にタイムスリップしたような気持ちになります。

 

 

      そして、パリの美術館といったら、やはりここ!
「ルーブル美術館」にやってきました。

ピラミッドの入り口の時点で、既に人・人・人。
ここは、アミューズメントパークか?というほどの勢いです。

そのほとんどが観光客だろうと思うのですが、その場合、ほとんど会場内の動線すら、みんな同じになります。
つまり、お目当ては《モナ・リザ》。

当然、我々も《モナ・リザ》の前までには行きましたが、
あまりの人だかりに、作品に近寄ることすら叶いませんでした。
その記念とばかりに、カメラで撮る人、スマホで撮る人、
撮影隊と化している人だかりの後ろから拝むので精一杯でした。。。

ここは、美術鑑賞にはあまりにも雰囲気や人の数や人の意識が違いすぎるのかもしれません。。。

美術館訪問者数、世界一のこの美術館のパワーをしらしめられた感じでした。

人疲れを起こしてしまうほどの《モナ・リザ》のお部屋を出た後は、ゆっくりと回廊の作品を見ながら別のお部屋へ。
ダヴィッドなどを鑑賞した後、自由見学と致しました。

とにかく作品数・お部屋の数も多い美術館ですから、じっくりと見学してみたいものです。
観光客が目指す「お目当ての作品」がないお部屋は比較的ゆっくりじっくり見学できます♪
最終日は、午前中に「カルティエ財団」が運営する現代美術館に行きました。
沢山ではないですが、そこそこ地下鉄で移動していたため、みなさん慣れた感じです♪

美術館の入り口で、記念にパチリ!

ここの美術館は、開館30年記念ということで、珠玉のコレクションを展示していました。
北野武の作品も数多く展示されており、初めて見たものたちばかりだったのでかなり驚きました。。。

とにかく、楽しい展示・美しい建物で、こちらまでうきうきした気分になりました。
オススメの美術館です!!

その後は、ボン・マルシェに買い物へ行き、教会などを見学し、ホテルへ戻り帰路に着きました。。。

あっという間の6日間でしたが、沢山の美術館、そしてなかなかいけないパリ郊外の街(イエール・ジヴェルニー・オーヴェル=シュル=オワーズ)にまで足を運べ、充実した旅行となりました。
多少あわただしかった側面は否めないですが、パリはまだまだ美術館、ギャラリー、アートの施設が充実しているので、またの機会に訪れていただけたらなぁ~と思います。

毎日学習できるよう素敵なガイドブックを制作していただき、また毎日きめ細やかな心配りと熱心なガイドをいただいた中村宏美さん、このツアーを催行・ご添乗いただいたトラベルサライさん、そしてご参加いただいた皆さまに感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。。
ありがとうございました。
((余談))
今回の飛行機は大韓航空機でしたので、途中、インチョン(仁川)を経由したのですが、帰りのインチョン空港で免税店めぐりをしていると、このような伝統衣装を纏い、空港内を練り歩く行列に出くわしました。

日本のすぐ隣の国、韓国ですが、このような伝統衣装を見る機会はあまりなかったので、新鮮な気持ちで見学しました。何かのキャンペーンのようでしたが、その他にも空港内の楽しみがいろいろとある巨大空港でした。。。
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